2mmまでのクラックを動的に架橋する無機弾性防水材でタイル下地のクラック、 タイルも張り付け可能。下地のクラック補修は必要ありません。 可塑剤フリーなので弾性の経年低下がなく、高い防水性が維持されます。 耐加水分解性なので水槽の防水も可。耐UV性。 |
クラック補修不要 |
開口まわりのタイル、シール材を撤去 |
NBエラスティックで防水 |
タイル復旧 |
カスターNBエラスティック
1、タイル、シール材を撤去し施工面を清掃します。
2、躯体の吸い込みを防ぐため躯体を水で湿潤状態にします。
3、本製品を粉体成分25kg,液体成分8kgの比率で混和します。
これにコテ離れをよくするために粘度調整用の水を液体成分の0~10%加え
調整モルタル及びクラックを完全に覆う範囲にコテで塗布し翌日まで養生をします。
標準使用量(2回塗布)2層合計 3.0kg/m2 |
4、同じ要領でNBエラスティックを塗布し直ちにタイルを圧着し翌日まで養生をします。
5、目地を入れ、サッシ周囲をシールします。
1、通常タイル仕上げの外壁の場合、開口まわりの防水処理はサッシ廻りのシールだけです。しかしながら、特に深目地タイプのタイル仕上げの場合は、これでは充分な防水とは言えません。タイル仕上げの開口まわりの漏水の多くは調整モルタルと躯体の打継ぎから起こります。よってタイルを撤去してクラックをUカットしたとしても完全な防水はできません。
従来(シーリング)の防水範囲 |
NBエラスティックの防水範囲 |
2、タイルの上に透明な防水材を塗布する方法もありますが、タイルが浮いている場合もあり防水性は限定的です。
1、NBエラスティックには弾性でありながら耐加水分解性という特長があり、挙動のある水槽の防水にも応用できます。
水を抜いて調査してもクラック等が見られないのに漏水する水槽の多くは躯体の挙動が原因で漏水しています。
水槽の挙動には以下の2種類があります。
複雑な形状の水槽の防水
弱酸泉
・躯体の強度不足が原因で水圧により変形する挙動
・水温と躯体の温度差による挙動
しかしながらアスファルト、ウレタン防水等の弾性の防水材は通常耐加水分解性ではないため水槽に使用すると劣化してしまいます。
本製品には2mmまでのクラックを動的に架橋し、耐加水分解性という特異な物性があります。
2、NBエラスティックには耐酸性という物性もあります。NBエラスティックグレーはph4までの酸に影響を受けませんので炭酸泉等の弱酸泉の浴槽の防水にも適しています。
目地材としてはカスターNB1スラリーがph3までの耐酸性があります。
比重:約1.7g/cm3
施工可能温度:2℃以上
引張伸び:>50%
引張強度:0.7N/mm2
クラック架橋(防水層2mm):>2mm
接着強度:>0.5N/mm2
耐水圧:7barまで
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